アメリカ市民権

市民権は、一度取得してしまえば剥奪することはできない為、当然審査は厳しく、一定の条件の他、申請をする直前の少なくとも3ケ月はその州又は移民 局管轄区域に在住していなければならないこと、アメリカ合衆国の歴史と政府に付いて知識と理解があることと、通常の英語の読み書きと会話ができることが必 要条件です。以下は市民権の取得に関する条件と手続きです。

●資格

18歳以上(18歳未満の子供は、親の帰化と同時に市民となる)

◇永住権を5年以上所持している。または米国市民と結婚して永住権を3年以上所持している。また、その期間に少なくとも半分は実際に米国にいること。

◇「道徳的に正しい」人物である。

◇米国史、政治、憲法に関する市民権テストに合格する。

◇簡単な英語の読み書きが出来る。 (55歳以上で永住権を15年以上、又は50歳以上で永住権を20年以上所持している人は例外)

●必要書類

1. 申請用紙(取り寄せる際に運転免許証、身分証明書などが必要)

2. 写真2

3. 永住権のコピー(グリーンカード)

4. 申請料金と指紋捺印料金

●申請

1. 申請用紙を取り寄せる

2. 指紋捺印

3. 面接、書き取りテスト(通常、申請から1年位かかる)合否はその場で告げられる。

4. 市民になる為の宣誓式(面接終了から23ケ月後)

●日本国籍

米国市民権を取得したら在外公館へ「国籍喪失届け」を提出する。しかし、22歳以上の場合は、二重国籍は法律上認められていないので、米国市民になった段階で自動的に日本籍は喪失される。再び日本国籍を取り戻すには日本国内で帰化申請する必要がある。

 

アメリカ合州国の歴史と政府に付いて知識と理解があることと、通常の英語の読み書きと会話ができることが必要条件ですが、中でも最大の難関はアメリカに付いての試験です。

 

以下はその出題の一部です。勿論実際は質問も答えも英語です。ここでは日本語でチャレンジしてみましょう!!

 

1. アメリカ国旗の星は何を意味するか

2. アメリカ国旗のストライプの意味するものは

3. アメリカ独立記念日は何月何日

4. 独立記念日とは何処からの独立か

5. 国の法律を作るのは誰か

6. 米国の最高法は何か

7. 米国議会の議員数は何名

8. 米国議会の義務と何か

9. 大統領、副大統領が死亡した場合、大統領になるのは誰か

10. 合衆国憲法が作成されたのは何年

11. 最高裁判所の判事は何名

12. 独立宣言を書いた主要人物とは誰か

13. アメリカ国歌の曲名は

14. 大統領選挙が行われるのは何月

15. 米軍初の大統領は誰

 

答え>>

1. 合衆国の州の数

2. 建国時の州の数

3. 74

4. イギリス

5. 米国議会

6. 米国憲法

7. 100

8. 法律を作ること

9. 下院議長

10. 1787

11. 9

12. トーマス・ジェファソン

13. "the star-spangled banner"

14. 11

15. ジョージ・ワシントン